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日常、なれど非、日常
2007-01-16 Tue 12:07
黒夜の日常…の断片。









※注意 本ショートストーリーには一部グロテスクな表現、並びにアンオフィシャルな表現が含まれています。其れを理解したうえで「別に構わないし、何ら一切苦情を行わない」と約束される方のみ、下にありますので、ご覧下さい (コメントで「こうした方が良いんじゃないか?」と言った意見は受け付けます、但し、管理人が「之は言いすぎだ」などと踏んだ場合、見かけ次第削除の処置を取らせていただく所存です。
夜の公園とは不気味な物である、うっそうと茂る木々、風が吹いても殆ど音のしない…漆黒、そんな闇の中でも、よく耳を澄ませば聞こえるであろう、少し変わった音が
… ……シュッ………シュッ……
不定期に、まるで空気を引き裂くように聞こえてくる音……然し実際の所、引き裂いていたのは空気ではなかった……
「ふん……対外、知能の無い奴らかと思っていたが…まさか群れで来るとはな…」
苦笑を浮かべ、十数人といえる人「のような者」の前で呟く、手に握っているのはナイフ一本、されど…其の一本で今日一日で何人…何十人…いや、それ以上消してきただろうか、覚えるのも面倒になった。
「お前等…俺を殺したいんだろう?」
―ならば俺たちは似た者同士ふぅ、と呼吸を一つしてナイフを構える
「さぁ、殺しあおう」
……そして、最終的に立っていたのは銀誓館学園の高校生男子制服を着た人間唯一人だった…
「話にならん、来世からやり直せよ、お前」
返り血を浴びた制服…顔…まさに「殺人鬼」と形容するに相応しい姿だった、然し、其の姿とは裏腹に心は随分と冷めていた…
(「……全く、まだ引きずっているのか…俺も随分と未練がましい男だ…俺が原因だ、忘れようとしているのにな…」)
―忘レラレルノカ?本当ニ?
(「煩い、黙れ」)
―無理ダロウ、忘レラレルハズガナイ
(「黙れ…忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ」)
…………ザス…
「え……?」
振り向き様に一閃、後ろに居た「敵」を無に帰す視界が空を向く
……ドサ…
背中が痛い、何か硬い物が当っている
(「ぁ……まだ居たのか」)
何となく、音だけで分かる、五…十…十五…
(「全く、油断したな…」)
心の中で苦笑する…音が近くなる…
(「望まれない役者は…このまま闇に消えるとするかな…」)
倒れたまま…夜空を見たまま…そんなことを考える… ……ドクン……
―マタ死ヌノカ?
(ふっと記憶の脳裏に焼きついた光景が思い出される、燃える家々、焼け焦げた死体、そして倒れている自分…)
―マタ、アノ暗闇ニ戻ルノカ?
…ドクン…
(暗い路地裏、倒れている人ならざる物、かつて家を焼いた者達、返り血に濡れ、そして倒れそうになる自分)
―コノママ死ヌカ
… 死人との距離が縮まる、包囲しながら近づいてくる…そして一斉に飛び掛る。 ……飛び散る肉片、そして鮮血乱舞。血の雨が降り出す。そして其処に立っていたのは1人…銀誓館学園の高校生男子制服を着た人間だけだった。
「クッ……あ…ハハハッ……ハハハハハハハハハハハハハッ」
笑いながら悠然とじりじりと近づいてくる死人を見渡す、そして一番近いのを見定めて其れを真正面から見据え、一瞬にして姿勢を低くし……
「…捌く…」
…スッ……
次の瞬間には少年はさっきまで居た場所に折らず…狙いを定めた死人の目の前に現われ…跳躍…空中で回転しながらナイフを振るい…首を舞わせた…
「つくづく無能だな、オマエ」
言い放ち、次の目標を決め…消える、目標の目の前で現われては、右腕を振るい、手と言わず、足と言わず、胴体と言わず引き裂き、ナイフを突き刺し「停止」あるいは「消滅」させていく
… ……………………………………………………………………………………………… ………………………………………………………………………… ……………………………………………………………… …………………………………………………… ………………………………………… ………………………………… ………………………… ………………… …………
一方的だった、人間の目では目視できないような速度で移動し、攻撃する、そんな相手に数が居ても意味がなかった、冷酷な…感情がないような目で最後の「一体」を消滅させた後に少年は懐から携帯電話を取り出し…電話をかける
「任務終了だ、報酬は何時も通りに。それと、今回は雑兵が指定よりも多かった、特別報酬を……あぁ、そうだ」
電話を切る、そしてその場に佇む静寂に包まれた公園、むせ返るような血の匂い…
「(フン…変わった変わったと自負しても、血の匂いが精神を落ち着かせるとは…之では何も変わっていない…全く…)」
確かに、学園に入ってから少しは変わった、職業柄、誰も信頼せず、誰からも信頼されず、自身しか知らなかったときと比べれば変わった
「(俺も…随分と愚かしくなったのもだ)」
自分には無縁だと、そう無理やりに考えさせ、失うのを恐れて、遠ざからせていた、押し殺していた感情。学園に来てから、気がつけば其れを緩め、結局、自身の行いのせいで失い、この様だ。
「(望まれない役者は…このまま闇に消えるとしよう…か、其れがすんなりと出来ればどれほど楽な事か…)」
周りを見渡す、其処にあるのは屍のみ…もはや聞く事も敵わぬ物たちに
「救われないな、俺も、オマエも」
そして少年は道端に止めておいた愛用のバイクに跨り、町を彷徨う
「(帰る場所?そんなの、あるわけがない…)」
そして、次の日、仁奈森キャンパス、高校2年3組、の一角には、何時もと何ら変わらぬ様子で授業を受ける、少年の姿があった。「(自らの愚行を自らでは止められぬ…か、これ以上、かかわっては、辛い思いも増えるのに…其れを覚悟している、とでも言うのか?)」人知れず、少年は自嘲気味に苦笑していた。 追記~其の内追記を立てるので今日はご勘弁を
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