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月夜の舞台にて…
2008-09-18 Thu 02:05
ある日、いさきの家に遊びに行った時のイオルとの会話。
「なぁ、志貴の義兄ちゃん」
「ん?どうした?」
「いさきの義姉ちゃんに本当の事を言わなくて良かったのかな…?」
「………」
――本当の事…か、懐かしい。どれほど昔の事だったか…


※以下アンオフィな描写があるので苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
ハァ、ハァ…と木々が生い茂り鬱蒼とした森の中を駆ける人影が一人、其の暗き森の中において尚、輝きを放っていたのは金の髪が原因か、はたまた其の白の姫君の存在自体が輝いていたのか。
ガサ、ガサ、とその影を追うモノが一つ、歳はもう40を過ぎただろうか、口元に髭を蓄え、紺のスーツがよく似合う、紳士然とした出で立ちの男……右手が異常なほどに筋肉質になっている点を除けば。
と、唐突にスーツを被った異形のモノが立ち止まる、木々が開け、月明かりの差し込む先には疲れ果てたのだろうぐったりとした白の姫君、その姿を見て口元を歪ませる異形のモノ。
白の姫君がハッと目を見開く、異形のモノは自分を見て恐怖したのだろうと思ったのだろう、更に口元を歪ませる。然しながら其れは見当違いだった、白の姫君は異形のモノのさらに後方を見ていた
「さぁ、鬼ごっこはおしまいだよ、おとなしく僕のお嫁さんになってもらおうか…」
一歩、異形のモノが白の姫君に近づく、後ろに下がる白の姫君、ちょうど森の舞台の中心にあった切り株に背中が当たり、後ろに下がれなくなる、そして異形のモノが右手を上げ…同時にその後ろ、舞台の外、一本の木の上に立っていた黒い影が動いた事により…疲労と恐怖でだろう…白の姫君は気を失った。其れを良い事にさらに一歩を踏み出そうとして…
シュッ……トスッ
と、風を割く音と、何かが付き当たる音がした…
1テンポ遅れて異形のモノが動く。自分の左手で右肩に刺さった何か…ナイフを引き抜き其れを見て
ハテ?
と首をかしげる。何で、こんな誰も来ないような場所に、自分に向って、ナイフが飛んでくるのか?
と思案する、思案している内にふと、一つの変化に気がつく、さっきまで自分は月の光が照る舞台の中にいたはずだ、なのに何故、今は月が照らさないんだ?
そう思い月のあったほう…自分の背中を振り返り…黒の騎士が降ってくるのを気が付いた。
誰だ?
そう言おうと思ったが遅かった。黒の騎士は異形のモノの脇を通り過ぎる一瞬、動脈、気管、静脈…つまりは喉…を持っていたナイフで切った、そして黒の騎士はそのままそのモノのすぐ脇に手足を使って獣の様な体制で着地、衝撃を逃がすと同時に更に跳躍、モノの後ろに回り頭を前から掴み同時に首根っこを押さえ自重を使って前に倒す、そのまま首を持った手を押し、頭を持った手を引く。そうすると当然の如く首の傷が大きく開き…
バシャー
と濁りきった血が舞台を汚す。血の海が舞台の一部と、舞台袖を汚していく。それでも尚ビクビクと痙攣しているのは人ではないから、だろうか。
其れを冷めた目で眺めていた黒の騎士は…
トス、
と、唯一突き、異形のモノの後頭部、線と線が交わる点にナイフを突き刺す。その一撃で異形のモノが砂に吹かれた砂の人形の如く消えていく。
その様子を見ていた黒の騎士はただ一言
「……つまらん」
とだけ言い残し、去ろうとし…
「…」
白の姫君を見、暫くしてから抱き抱え移動する。


そして国道に出た処で
「いさきのご主人様!!」
と白の姫君の知り合いだろう人物の声を聞いた。相手は敵意むき出しで、である。
――こいつと殺りあうか…それもまた楽しいが…気分ではないか
と、短絡的に考えた黒の騎士は…
「そう敵意を出すな、少なからずお前の知り合いをどうこうしようとは思わん、丁度クライアントが指定したターゲットに追われていたから助けただけだ。後は好きにしろ」
そう言って白の姫君を地面に横たえると闇に溶け込むように消えていった…



「そう。そうしていさきの義姉ちゃんが目を覚ましたら俺が助けてくれたと勘違いしてそのままにしちまったんだよなー」
「……そうだったな」
「でも、今思うと其れで良いのか悩むんだよなー。ほら、結局いさきの義姉ちゃんと志貴の義兄ちゃんてこっちにきて出会って今じゃ恋人じゃん」
「…少なからず良かったと思うぞ。あの時いさきに本当の事を話しては、怖がらせた可能性もある。其れにお礼としたいと言って俺を探したらどうする?仮に見つけたとしてもあの時の俺は相当冷めていたから「別に礼が欲しくてやった訳じゃない、帰れ」なんて言いそうだしな」と苦笑しながら話す
「あー、怖がらせた~、っていうのは兎も角、後ろの方は当たってるかも。でいさきの義姉ちゃんも引き下がらない、なんてな」
「ふむ…あり得るから怖いな…まぁ、学園で会えたのだから十分だ。其れに俺があの結社に行こうが行くまいが、どちらにせよ出会っていたさ」
「そうだもんなー、もう運命としか思えないもんな。まさか二人とも同じキャンパスだった、なんてさ」
「全くだ。周りよりも俺といさきが一番驚いた。そして俺といさきが一番喜んだ」
「なんか羨ましいなー」
「まぁ、な」
「志貴さん、イオルさん、クッキーが焼けましたよ」
「おぉ、待ってました」
「全く…すぐ行く」


はい、偽月Death
ちょっと色々と書かないとならないこと(ssとかssとか)あるんですがどうも思い浮かばなく、順番守らずに1時間ほどの軽作業で書ける之を書いてみました。俺だけなのかどうかは分からないのですが、どうも俺は一度頭の中で文章を作ってからでないとこう言ったssは書けず、書くのは早いです。構想考えるのは遅いですが(苦笑
緋神君とのssどうしよう…なんかこう…全体的な流れは大体決まってるんだけど頭が思い浮かばないから全然書けない。  rzこうやってないで早く書かないと。では今日はこのくらいでノシ
         o
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